トリビウムの修辞学の実践
トリビウムの修辞学を実践すれば、
自分でも気づかないうちに次の4つの能力が育つのだ。
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- 1.深く考える能力。
- 2.思考の論理を緻密に整える能力。
- 3.思考の論理をわかりやすく表現する能力。
- 4.他者に共感する能力。
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勘のよい人ならもう気づいただろう。
1番目と2番目は創造的発想力を育て、
3番目と4番目は共感能力を育ててくれる。
すなわち、トリビウムの修辞学を実践するだけでも、
AIには絶対に持つことができない人間固有の能力を育てられるのだ。
だからこそ、人工知能時代のリーダーを育てようとする学校は、
修辞学を教育課程の中心に据えている。
トリビウムとは、中世ヨーロッパの大学で教授された7つの自由七学のうち、
文法、論理学、修辞学の3つの学問を指します。
修辞学とは、言葉を効果的に用いる方法を研究する学問です。
説得力のあるスピーチや文章を書くための技法や、
言葉の意味や効果を分析する方法などを学びます。
修辞学は、古代ギリシャ・ローマ時代に発達し、
中世ヨーロッパにおいても重要な学問として位置づけられていました。
修辞学は、法律や政治、宗教など、さまざまな分野で活躍する人々にとって
必要不可欠な学問であると考えられていました。
トリビウムの修辞学では、以下の3つの分野を学びます。
- 発明:説得力のあるスピーチや文章を作るための素材やアイデアを探す方法を学びます。
- 配置:素材やアイデアを効果的に配置する方法を学びます。
- 様式:言葉や文法の使い方、文章の構成などを工夫して、説得力のある文章を書く方法を学びます。トリビウムの修辞学は、現代においても、スピーチやプレゼンテーション、文章を書く際に役立つ学問です。
修辞学の基本的な考え方や技法を学ぶことで、より効果的にコミュニケーションをとることができるでしょう。